直線上に配置

印刷コストの嘘と誠

異論・反論などは⇒

アイコン メーカーの言い分に正義は有るのか?
 
  •  各社公称印刷コストは、正直な話「どんぐりの背比べ」で、実際に印刷できる枚数はエンドユーザーの実測値とあたらずとも遠からずに成っていると大差ないようです。
    大幅に違ったらそれは「詐欺」ですから(w
  • ただし、問題の根本はそこにはありません。
     印刷コストを語る上で最大の問題は、各社どの機種でも
    「インクが少なくなりました」
    でカートリッジ交換をしてしまうと30%〜50%のインクをカートリッジ内に残したまま廃棄してしまうことになる点です。
    「インクが無くなりました」
    状態でも実は20〜30%のインクが残ったままです。
  • これが「台所用洗剤」や「シャンプー」「リンス」等であったら「20〜30%中身を残したまま廃棄する」と言うことについてエンドユーザーはどんな反応を示すのでしょうか?
     「ポンプで出て来なくなったら水で薄めて最後まで使い切る」くらい皆さんやっておられるのではないですか?
  • 飽く迄も純正消耗品の使用を強く勧めている製造元各社の言い分は
    「カタログデータ通りのコストで印刷させてやっているのだから文句を言わずに使い捨てろ!!」
    と言っているようにも聞こえます。
    重ねて書きますが、
    「問題の本質はそんな所に在るのではない」のです。

アイコン せめて無くなるまで使い切らせてよ
 
  • 「エンドユーザー」と言う概念に、誰がいつ何のために
    「費やして消してしまう者」と言う漢字を当て嵌めたのかは定かではありません。ただ、言葉の響きそのものに
    「何も考えていないから好きな様に操れる愚か者」と言う侮蔑が嗅ぎ取れると言ったら言いすぎでしょうか?
  • 製造元各社の意向や都合など末端使用者一人一人にとって全く関係のない事なのではありませんか?
    「消費者が求めているから」と言うのは都合のよい言い訳でしかありません。
    「情報公開」や「説明責任」を重く見るのであれば
    「インクエンドサインが出てもカートリッジ内にインクを残している理由と残っているインクの量」「ユーザーの自己責任において最後までインクを使い切る方法」まで開示すべきなんです。
  • 「回収ポストを店頭に設けて使用済みを引き取る」
    それはそれで大変結構なことです。しかし、
    「ユーザーサイドで消耗品を再利用する」事を禁止できる「法律的」「道義的」根拠は管理者の知る限りどこにも無いのです。
    「残留しているインクは硬化させて廃棄していること」
    「インクだけつめなおせば再利用できる外側を手間とコストをかけて全て分解・粉砕して工業材料にしていること」
    を考え合わせれば回収・リサイクルも『単なるポーズ』にしか見えません。

アイコン 貧乏臭いってなんですか?
 
  • 一時期よりは鳴りを潜めたようですが、「ユーザーサイドでの再利用」と言う話題が出るたびに「貧乏人」だの「低能・低学歴」だのといった暴言が叩き付けられることが某巨大掲示板を中心によくありました。
  • プリンタ-関係に限らず、「再生品」「リサイクル品」を嫌い「新品を過度に尊重する」風潮がありはしませんか?
    「どんなに新しい鉱脈が発見されても結局地下資源は限りがある」こと
    「使わなくなった物を際限なく棄てて行けるはずが無い」こと
    「工業原材料にとして再生するのにバージン材料を使うよりも多くのエネルギーが必要になるのでは意味が無い」ことが理解できませんか?
追記  エンドユーザーが正規の料金を払って入手した物は全てエンドユーザーに所有権がある。

 リース物件で消耗品の供給までリース契約に入っている場合は別としても、「ユーザー自身の責任と価値判断」において使用される限り製造元の言い分では使い捨てである消耗品をどのように扱おうがユーザーの自由である。どこから文句をつけられる筋合いもない。

 幸いにして、どこぞの巨大ソフトウェア会社のように
「それは貸してあるだけなんだから使い終わったら必ず返しなさい。返さないと訴えるぞ」
等と恥知らずなことを言い出すメーカーは今のところないようだ。

本当にインクが出なくなるまでの実測地
 BCI-3eBK
(MP700)
  • 上が封を切ったばかりの新品、下が本当にインクが出なくなるまでリセットボタン押しながら使い切った物。重量比較は後日掲載。
  • パージ用BKデータを「A4・普通紙・きれい」設定で用紙いっぱいに果たして何枚印刷できるのかと言う実験を開始。
  • 「インクが無くなりました」が出るまでに25枚。パージ用データみたいに大量のインクを一気に使う物だと「インクが少なくなりました」通り越してインクエンドまで行ってしまう(藁。
  • リセット(リカバリ)ボタンを押して印刷再開。3枚位目の途中でインクが出なくなる。別の印刷実験で使った用紙を使いまわしているので見辛いかもしれないが右図参照。約2.7枚と言ったところか?
  • 印刷枚数にして10%。実用的な文書印刷何枚分に相当するのか計算していない。
  • 役に立たないかもしれないけれど、まぁ参考までに(w


付記:「インクがありません」からインクが出なくなるまでに約10%と言うのは「大量のインクを一気に使うデータだったから」とおもわれる。(w
一般文書などでインクエンドサインが出たときはカートリッジがもう少し重かったように思う。

トップ アイコン
トップページへもどる

直線上に配置
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送